ひっそりと生誕100年を迎えていた神童がいた。『ラフマニノフを思わせる』との評判を得て、雄大でロマンティックな演奏で魅了したシューラ・チェルカスキーは1911年に生まれ、1995年12月27日に没した。
晩年は亡くなるまで来日して演奏会を開いたのだけれども、没して16年。話題に上らないのは寂しいものです。(写真の左側がチェルカスキー、右端はエミール・ギレリス)
ひっそりと生誕100年を迎えていた神童がいた。『ラフマニノフを思わせる』との評判を得て、雄大でロマンティックな演奏で魅了したシューラ・チェルカスキーは1911年に生まれ、1995年12月27日に没した。
晩年は亡くなるまで来日して演奏会を開いたのだけれども、没して16年。話題に上らないのは寂しいものです。(写真の左側がチェルカスキー、右端はエミール・ギレリス)
【器楽曲】2011年12月21日現在、販売中。オーダーはこちらへ http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e105163.html
曲目
演奏
ドヴォルザークの《チェロ協奏曲》は、19世紀から20世紀へとクラシック音楽の発展を橋架けた名曲です。クラシック音楽の作品群にはチェロ協奏曲がベースにあり、バロック時代から古典派にかけて協奏曲の作曲家はチェロ協奏曲の作品が占める割合が多い。それは仕えていた貴族の主が主にチェロの奏者であったからです。
ですが、主の嗜好、或いは技量にあわせて作曲されていたので同曲異版といった印象は否めない。現在のチェリストが嘆くのは仕方の無いことでしょう。
しかし、かなりのトライがなされ尽くしていたので以降の作曲家は《チェロ協奏曲》を多く書いていません。そうして19世紀が終わろうという頃になってドヴォルザークが《チェロ協奏曲》の決定版を書きました。これを聴いてブラームスが、「チェロでこんな素晴らしい協奏曲がまだ作曲できる余地があったとは、不覚だった」と驚嘆。20世紀のクラシック音楽は、このドヴォルザークの《チェロ協奏曲》に触発されたウォルトンの作品で幕開くのでした。
これまでドヴォルザークの《チェロ協奏曲》の推薦盤を尋ねられた時には、ジャクリーヌ・デュ=プレの演奏盤を奨めてきました。ただし、『音の印象は、英オリジナル盤を聴いてのもので、CDを聴いての感想ではありません。』と一言は外せない。
出物は争奪戦になるレコードの代表。このレコードを2年ぶりに入荷です。関心のある方はコメントください。 写真は2年前に紹介した英ANGEL盤ですが、今回「英EMI ASD 2751」盤を入手できました。
リセ・デ・ラ・サールさんは注目してきたピアニスト。12歳の天才ピアニストデビューだったからテクニックは比を打つところは無いのは当然ながら、その個性は“エキゾティックな妖艶”さのあるピアニズムです。naiveからリリースされたデビューアルバムは、カバーの写真は12歳とは信じられない大人の色気を感じさせていました。エロティックでカバーガールにしたいピアニストという素敵さは、ますます濃厚さをましています。演奏に立ち会うだけで、《奇跡のピアニスト》などと説明くどいものは入らないって存在。
medici.tv でのインターネット生中継はノーマークだったけれども、コンサートの放送をFacebookで知ることが出来たのは幸運でした。加えてクイズに当たるとCDがプレゼントされるというのでトライ。新しいCDのプログラムに沿ってのコンサートが、クイズの答えのヒントとなっていました。
在庫切れが続いたり、中古本がプレミア価格がついたりしていつのが“既に”幻の名著になる予感がする。2011年12月10日現在は新品を購入可能。『ブルーノートレコード・オリジナル プレッシングガイド』日本語版 http://amzn.to/t1O67I
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テレビのお宝鑑定団で、ブルーノートのレコードに20万の値段がついたのが数年前にオリジナル盤への日本人の関心に火をつけたようです。中でも『クール・ストラッティン http://amzn.to/sAtm6P 』だったら50万円には成るんじゃないかと、今では言われています。しかし、これはオリジナル盤=初版盤で在るので念の為。それに高額なオリジナル盤は投機目的ではなく、愛聴することをお願いします。
と、いうのも。未開封盤を大事にとってらっしゃる事。ショップから届いたままヴィニールに包まれたままのレコードは、高温多湿の日本の住生活には耐えられないものです。見た目は綺麗でもレコード溝の奥深くに埃がこびりついていたりして、レコード表面のスリキズ以上にやっかいです。
さて、ブルーノートはジャズ音楽の専門レーベルですが、ルディ・ヴァン・ゲルダーのシンプルなセッティングでの録音はクラシック音楽ファンも大好き。クラシックのヨーロッパ盤やアメリカ盤を輸入販売していて、なかでも優秀録音盤を専門としていたのですが常連のお客様からオリジナル盤の見分け方を話しかけられたのがオリジナル盤、初期盤を取り扱うようになったきっかけです。
サッカーJリーグのロアッソが、リーグ成績が良くなかったと熊本市長の幸山さん達に『来期取り戻す』と約束の挨拶をした。2011年には熊本市は政令指定都市になり。市役所は区役所と変わる。サッカー人気が盛り返せば、チームの覇気にも応援となるだろう。
そうした事との関わりもあるのか、一方でKKWINGで韓流ポップスのコンサート・イヴェントを行うようにしたいという動きもあるとか。今朝の熊日新聞で知った2つのニュースは、根っこが同じような気がします。
バス路線も増えるのですが、新しく区役所に昇格する施設との便宜を良くするためにと言うものだ。地区地区の新しい企画がこれから増えるのでしょうね。
夏にはアスペクタでカントリー・ゴールドが行われています。イヴェントとスポーツのために出来た場所ではあったものの、カントリーゴールドのイヴェントで荒れずに維持だけは出来ているらしい。ただ老朽化は懸念されています。たくさんの人を収容するスペースは求められては居るのでしょう。
medici.tv で、リーザ・デ・ラ・サール(wiki: リーズ・ドゥ・ラ・サール)のリスト・リサイタルをインターネット生中継。
14歳でデビューして、すぐに来日してサントリー・ホールを沸かせた天才少女は、22歳。エキゾティックな魅力が取り巻いている。演奏を聴き進むうちにそうしたミストを纏う印象です。今年はリスト・イヤーで興味深い演奏にいくつかで合いましたが、ラン・ラン、ユンディ・リーとは違ったパフォーマンスよりも(変な表現かもしれないけど)ゴージャスな熟成を期待させる変化が出てきました。後半
現在、最も個性派の美人ピアニスト、リーズ・デ・ラ・サールのCDプレゼントの案内。クイズに答えてCDをゲットしよう。
午前4時から medici.tv でインターネット生中継される、ルーヴル美術館の講堂からのライブで、クイズのヒントを確認してください!プレゼントへの応募は medici.tv のブログをチェック ( http://blogs.medici.tv/2011/12/concours-lise-de-la-salle-dix-disques-a-gagner/ ) してメールで応募。リーズの最新アルバムが、ナイーブ・レーベルからプレゼントされます。
クイズの問題はこちら
Questions
- Franz Liszt wrote gorgeous transcriptions for piano. Lise de la Salle performs some of them: can you name the composers whose works are arrangements by Franz Liszt on the album?
- Which piece by Liszt, and appearing on the album, was written after a famous Italian poet of the Middle Ages?
- Which Wagner opera was conducted by Franz Liszt for its premiere in 1850?
ジネット・ヌヴーと聞けば、クラシックのレコードに関心のあるものはチェックせずにはおられない。お財布具合と折り合いがつくなら、どうしても買って聴いておきたくなるものです。このレコードと“某氏”所有のレコードとの聞き比べに立ち会いました。どちらも同じ 1N スタンパーですが独奏ヴァイオリンが浮きだって居たのがこちらのレコード。“某氏”所有のレコードではオーケストラが奥に広がるという、はっきりと聞こえ方が違うという不思議な体験でした。
要因は分からないのですが、ヌヴーがソロを奏でてオーケストラが華やいでくるまでの間にある雑音感はどちらのレコードも同じでした。盤面に傷など無いので、音源自体にあったものだろうかとおもんばかる限りです。ジャケットは棒付きで、最初期版。
【協奏曲】2011年12月7日現在、販売中。オーダーはこちらへ http://store.amadeusclassics.com/?p=1621
曲目
演奏
【協奏曲】2011年12月7日現在、販売中。オーダーはこちらへ http://store.amadeusclassics.com/?p=1683
曲目:
演奏:
【協奏曲】2011年12月7日現在、販売中。オーダーはこちらへ http://store.amadeusclassics.com/?p=1680
曲目:ブラームス:ピアノ協奏曲 No.1
演奏:
ドイツDECCAからのリリース。英DECCAのスタンパーを使っています。この『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集』4枚組BOXが、英国盤が存在するかは未確認です。このドイツ盤が唯一、わたしの知りうる初版BOXです。再生音は英DECCAのレコードを思わせる音質です。
【協奏曲】2011年12月7日現在、販売中。オーダーはこちらへ http://store.amadeusclassics.com/?p=1620
曲目 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第1番〜第5番 全曲
演奏
話題にCDがなったハイフェッツの初版盤。メンデルスゾーンの《ヴァイオリン協奏曲》は、プロコフィエフの《ヴァイオリン協奏曲No.2》との組み合わせがリヴィングステレオのオリジナルです。オリジナル・ジャケット仕様をアピールした紙ジャケ仕様のCDで、『印刷が間違っている』というクレームがショップにありました。CDを再生すると聴けるのが、メンデルスゾーンとベートーヴェンの《ヴァイオリン協奏曲》だった。
その人がプロコフィエフの《ヴァイオリン協奏曲No.2》が聴きたくて購入したのかまでは、あいにく把握できませんでしたけどハイフェッツのメンデルスゾーンは、日本盤のLPではベートーヴェンとの組み合わせが一般的だったので、そうした誤解を伴ったのでしょう。No.1の評判のあるプロコフィエフの録音だけに、日本のレコード会社も罪作りなことをしてしまったものです。
【協奏曲】2011年12月7日現在、販売中。オーダーはこちらへ http://store.amadeusclassics.com/?p=1619
曲目
演奏
アナログLPレコードの最盛期。日本でもオイルショックがあったりで、欧米盤に比べて日本盤に陰りが出た時代がありました。レコード自体を薄くすることで工夫した日本盤に対して、欧米でレコードはショップ買い取りだったために再生利用に使われていたのはオーダーの無かったレコード。新しい材質が工夫されていた時期でもありました。パチ音を傷だと思う向きも出てきたので、静電防止剤などの添付も目だったのもこの頃からでした。
【協奏曲】2011年12月7日現在、販売中。オーダーはこちらへ http://store.amadeusclassics.com/?p=1618
曲目:モーツァルト:ピアノ協奏曲 No.20,No.21
演奏:
B面の《ラロ:スペイン交響曲》がミトロプーロス指揮ニューヨーク・フィル、A面の《ウォルトン:ヴァイオリン協奏曲》がオーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団との演奏。ミトロプーロスとの《ラロ》はフィリップス盤でも聴くことが出来ますが、ブラームスやチャイコフスキーに刺激をあたえた《スペイン交響曲》から、およそ半世紀後の《ヴァイオリン協奏曲》はジャズ音楽、ラテン音楽からの刺激を受けて出来た曲。戦争中の英国空軍の英雄ぶりを描いた映画音楽など、イギリスの空白の時間を埋める音楽を意欲的に作曲したウォルトンとの組み合わせというのが面白い。こちらはバーンスタインとの《シベリウス:ヴァイオリン協奏曲》との組み合わせ(SBRG 72351)で後に発売されたレコードもあります。本盤は 6EYE ラベルの初版。
ウォルトンの《ヴァイオリン協奏曲》は名手、ハイフェッツの委嘱で作曲されました。
【協奏曲】2011年12月7日現在、販売中。オーダーはこちらへ http://store.amadeusclassics.com/?p=1617
曲目
演奏
(ラロ)
(ウォルトン)
この曲はローエングリンとエルザとが、結婚する第3幕の開幕の前に演奏される。今では結婚式の実用音楽になっている《婚礼の合唱》は、この曲が終わると直ちに歌われるのだが、そうした喜びの幕の上がる前奏の音楽だけあって、曲は明るく力強く爽快である。全合奏によって爆発的な歓喜を表すように始まるが、ホルンとトロンボーンで吹かれる主題はいかにもワーグナー的だ。
ワーグナーの管弦楽曲集を聴く時の、まずは規範となる録音盤。クレンペラーとフィルハーモニア管弦楽団は、ワーグナーの前奏曲やオーケストラ・ピースで4枚のLPレコードを録音、発売して、これは大変なセールスを飾っています。録音期間はそれぞれ一年ほどのインターヴァルがあったのですが出来上がった音楽の水準は、すべての置いて完璧。セットにしたボックスセットも今でも評判が良い物です。
《第3幕への前奏曲》は、演奏時間3分とすっきりとまとめられています。前奏曲から《婚礼の合唱》へ切れ目無く音楽は進行するので、オーケストラで演奏する時は終わらせ方は様々、トスカニーニは全曲の終わりにつなげていますし、ホルスト・シュタインは《婚礼の合唱》の出だしも含めた1番長い演奏を聴かせます。
戦争中にメンバーの出兵で楽団員が不足したオーケストラ。英国ではバルビローリらの大英断で、女性奏者を多く採用してオーケストラを立て直した。世界一のウィーン・フィルはユダヤ人演奏家が渡米した者、収容所で無くなったものが多くオーケストラの音はだらけきっていた。これを立て直したのがカール・シューリヒトで、『偉大な老紳士』と楽団員に慕われるまでになります。
シューリヒトの音楽は、明瞭できびきびとしていて戦争の傷跡など何のその、未来へ希望を求めるような光彩放つ美しさで大震災のあった今年、シューリヒトの残したレコードを聴いて復興への英気になると信じたい。
【バロック】 2011年12月3日現在、販売中。オーダーはこちらへ >> http://store.amadeusclassics.com/?p=1610
曲目:J.S.バッハ:管弦楽組曲 No.2,No.3
演奏:
デッカがステレオ時代に入った1958年に満を持して発表したのが Full Frequency Stereo Sound (FFSS) =高音質ステレオ録音によるレコードです。アメリカではクラシック音楽やイージーリスニングと言ったアコースティックな音楽は米LONDONレーベルとして発売。CD時代になってDECCA音源の廉価盤がロンドンレーベルとして発売されるようになって印象は良くないようですが、レコード盤は英国DECCAでプレスしたものを輸入してジャケットだけをアメリカ仕様で発売していました。高級志向でゴージャスなジャケットデザインの印象が強いです。
ジャズのレコードでヨーロッパに原盤を持っているレーベルに多く見られるのが、初版のジャケットは裏側の解説文のインクが独特の青いインクを使っているので『ブルーバック』と言われています。
ヴィヴァルディの《四季》は、イ・ムジチの演奏が印象深く。イ・ムジチが来日する度に日本側からの要望で、いつも《四季》を演奏することに閉口していたという話もあるほど。ちょうどステレオ最盛期が一般家庭で当たり前になっていった時代で、イ・ムジチの《四季》の日本盤には楽譜がおまけとしてついていたことから購入をそれで決めたという音楽通の昔話は多いようです。このミュンヒンガー盤がイ・ムジチに先立つステレオ録音で最初のレコード。レコード史を飾るに欠かせない録音です。ジャケット表面はコーティングされていないので、写真の発色が冴え無い出来になるのが口惜しいです。
【バロック】2011年12月3日現在、販売中。オーダーはこちらへ >> http://store.amadeusclassics.com/?p=1605
曲目:ヴィヴァルディ:四季
演奏: